テレビの魅力を再認識した夜

今の時代多くの若者はテレビ離れが顕著で、それに影響されてか少しづつ魅力あるテレビ番組も減ってきているのでは?と感じている人の声をよく耳にしたりするようになりました。
例えば視聴率を気にしすぎるばかりに視聴者受けの良いタレントだけを起用する傾向が強くて、どの局も同じような構成になってしまったり、チャンネルを変えても同じタレントがMCを務めていていったいどんな工夫をして番組を作ろうとしているのかよく伝わらない、なんてことは頻繁です。

だからと言って私自身やっぱりテレビが好きで、どんなにつまらなくても何か期待して観てしまうのですが、先日のある休みの日のんびりと昔の番組を目的もなくパソコンで流していたのです。
そこで見つけたのはかつての人気番組「料理の鉄人」。
当時食い入るように見入っていた番組の一つだったのですが、あれから随分と月日は流れ、随分と懐かしい面々がゲストや料理人として登場してきます。
ただ古くて懐かしいだけならそれ以上興味は湧かないのですが、何を隠そう今私は料理に携わる仕事をしていて、当時以上に興奮しながら見てしまったのです。
その頃は別の仕事に就こうとしていてただ好きで観ていただけだったのです。
ところが今はリアルにその技術や作風に自分の仕事を照らし合わせてしまうのです。

ある友人はフレンチの仕事をしていて、フランスに修行に出向いて数年間有名なレストランで偉大なシェフたちのもとで働いてきました。
出演している料理人には友人の師匠だったシェフもいて、彼はこの人の下で働いていたんだなあと、ちょっと誇らしい気分とジェラシーに近い感情も湧いたりして。
今思うと革新的な番組の一つだったんですね。
今大御所と呼ばれる多くの料理人が番組の中で対決しているわけですから、それは貴重な1時間だったはずです。

時々職場で賄いを作ることがあります。
職場がおよそ10人なので知恵を絞って何品か作ります。
時間は1時間弱、そうです、だいたい番組と同じ時間制限なんですね。
昨日ついそんなことを考えながら賄いを作りました。
相手はいませんが勝手に想像で鴨肉対決が繰り広げられました。
賄いなんて手を抜こうと思えばどれだけでもできてしまうのですが、せっかくの機会なので自分なりに試作を兼ねた実験の時間と考えてやっています。
きっとみんながそんな妄想で賄いを作ったら、おそらく新しい発見がいろいろできるんじゃないでしょうか。
それが新しいメニューに繋がったり、十分ある話ですね。
やっぱりテレビって大事なツールなのだと改めて感じた夜だったのです。
また時間があれば他のも探してみたいですが、できれば今のテレビ局スタッフにもっともっと勉強になる番組を作って欲しいと思います。

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